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古いものを大切に

昨年の夏も終わりに近づいた頃、以前にも何度か仕事を戴いたお客様より連絡が有り、早々お話を聞きにお伺いいたしましたが、このお宅は外観から見て昭和30年代に建てられた住宅と見受けられました。
おそらく建てられた当時としては、ご立派なお宅と思われますが、外観や内部もほぼ当時のままのつくりが、随所に残っていました。私も幼い頃には、玄関は木とガラスの引き戸、窓は出窓、縁側が有って、長い廊下が家の真ん中にあり、とても懐かしい造りでした。
 
北海道神宮参拝の帰りに立ち寄った喫茶店が、同じような時代の造りで、店には当時まだ生まれていない若者のお客様が入れ替わり立ち代わりで、懐かしい昭和の建物も長い時代を乗り越えて、当時の輝きを今に伝えているのかと思いました。
 
さてこの度のご相談内容は、古くなった給湯ボイラー、配管などの取り替え、台所を快適に使いやすくとの依頼でしたが、設備廻り以外にもやむを得ず手を加える必要がところどころに有りました。
 
何か古さの中に使い勝手と、懐かしさを思い出すことができないかとの、お客様よりのご提案で、キッチンの棚板を物置の中に立てかけてあった古い板を加工して取り付ける事にしました。完成してその棚の上に古い鍋や籠を並べてみると、昔懐かしい優しさが感じ取れました。

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